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ジャンベを購入する際の注意点と選び方、木の種類と標準的なサイズと重さについて


アフリカンたいこ教室では、ジャンベの購入を検討するのは、手を痛めない正しいジャンベの叩き方が習得でき、ご自身の手と相性の合うジャンベの形や、音の好みも分かってきて、どうしても欲しくなってから、とお伝えしています。

目次

ジャンベの標準的なサイズと重さ

西アフリカの民族楽器ジャンベの標準的な高さは60~65cmです。55cm位のジャンベもありますが、座って叩くときには平均的な日本人の体格の場合65cm位が叩きやすいです。

ジャンベの打面の直径は30cm位が標準で28~32cmの間で選ぶとよいでしょう。これよりも大きいものは平均的な日本人の体格より大きな方には良いかもしれません。逆にこれよりも小さい物になると、ベース音の音程が高くなって行き、ベーストーン、オープントーン、スラップの3音色の音程の幅が狭まってしまいますので、アフリカンたいこ教室ではお勧めしていません。

ジャンベの重さは木の材質によって軽い物から重い物まであります。軽めの物より重い物の方がいい音のするジャンベが多いです。平均的な日本人の体格の場合7kgを超える辺りから重いと感じる方が多いので、数少ない軽めでいい音のジャンベを探すのはそれなりの時間を要するかもしれません。

ジャンベが作られている国

西アフリカのギニア、マリ、コートジボアール、セネガル、ブルキナファソ、のいずれかで作られたジャンベ、もしくは組み上げる前の状態でこれらの国からボディと皮を輸入し、日本で組み上げられたジャンベ。いずれにしても、これら西アフリカ由来のジャンベが音色の面でお奨めです。

西アフリカの物かどうかは、ジャンベを下から覗いてみるとよく分かります。西アフリカ以外のものは、ボディ内側がロクロで綺麗に仕上げられています。西アフリカの物は内側も手彫りで削った跡があります。これがコンサートホールの反響板のような役目を果たし、余分な残響を無くしてくれるのです。

ジャンベの木の種類と特徴

1) ゲニ Gueni(バラフォン Balafon)

ゲニはバラフォンとも呼ばれその名の通りバラフォンに使われる木目の美しい木です。木自体を叩くと硬質なとてもいい音がします。ジャンベの音色は、ベース音やオープントーンの中低域が太く締まった音で、高域のスラップは艶とキレがあります。やや重量感があり、中低域と高域の分離がよい洗練された音のものが多いです。

2) ディンブ Dimb

ディンブはセネガルのジャンベによく使われる木で重量感があります。私のセネガル産ディンブのジャンベは太く締まったベース音でスラップは金属的な鋭い響きがします。
演奏者が普段気にすることではないですが、皮張替えの際などにエッジやボディを加工する場合は気を付けないと木目に沿って壊れたりと、硬い材質なのですが脆いという面もあります。

3) ドゥグラ Dugura、ドゥキ Douki

マリではドゥグラ、ギニアではドゥキと呼ばれる木で重量感があります。太い中低音のものが多いです。

4) アカジョ Acajou

マリのジャンベによく使われ、粘りのある硬い木で重量感があります。太い低音で硬質な音の印象のものが多いと感じます。

5) レンケ Lenke

ギニアをはじめジャンベの代表的な木で、明るい印象の音色のものが多いと感じます。

6) イロコ Iroko

コートジボワールのジャンベに使われます。温かみのある音色です。オープントーンは、コロコロとした音の印象で、スラップは鋭すぎない音です。

イロコ材の種類と特性(外部Website)

7) メリナ Melina

マリのジャンベで軽量の物は、ほぼこのメリナです。パワーや鋭さより軽さ重視という方にお勧めです。明るめの音色のものが多いと感じます。

メリナ材の種類と特性(外部Website)

8) トゥエネボア Tweneboa

ガーナのパンロゴという太鼓に使われる非常に軽く柔らかな白木の材です。ジャンベで用いると、太さや芯の硬さが少な目で軽い印象の明るい音色になることが多いと感じます。大音量のアンサンブルの中に入ると場合によっては音が埋もれ気味に感じる事もあるかもしれません。

ジャンベを購入する際の注意点

先にもお伝えいたしましたが、ジャンベを購入するには、先ず手を痛めない正しい叩き方を習得するのが先決です。
手を痛めない正しい叩き方が身につくと、ご自身の手と太鼓の相性が合うものを選ぶことが出来ます。また音色の好みも見えてきます。
叩き方が身につく前に相性の合わないジャンベを求めてしまうと、結局手放して買い直す必要があり、とてももったいないので、くれぐれもご注意下さい。

1) 自分に合ったサイズと重さ、ジャンベの状態

ボディにヒビ等がなく、皮には傷がないことを確認してください。

平均的な日本人の体格の場合、
高さは65cm位が座って叩くときに叩きやすいので、60~65cmの間で選ぶとよいでしょう。
打面の直径は28~32cmの間で選ぶとよいでしょう。
理由はこの頁の始め辺りのジャンベの標準的なサイズと重さを再度ご覧ください。

重過ぎなくて好みの音のものを選ばれると良いと思います。
重いジャンベは、確かにいい音のする物が多いですが、立って担いで演奏する際や持ち運びのことも考慮に入れると、重すぎずいい音のする物の方がいいかもしれません。
アフリカンたいこ教室の生徒のみなさんは7kg未満のものを好んでいます。

西アフリカのジャンベは、同じ工房で作られたものであっても手作りの為、1台1台違いますので、お店で実際に叩いて選ぶ事が大切です。目利きの出来る詳しい店員さんがいるお店で見るのが安心です。

2) 本当に気に入った良い物を1台

西アフリカの民族楽器ジャンベも、ヴァイオリンなどと同様、演奏し続けていると木が締まってどんどんいい音になって行きます。皮は破れたりして交換していくものですが、木は何世代も使い続けられます。
良い物を求め、できるだけ叩いてあげてください。
万一、叩かなくなったら、叩く人に活かしてもらうとジャンベも喜ぶでしょう。

3) ジャンベケースとストラップ

ジャンベ購入時に、ケースと4mの長さのジャンベストラップも合わせて求めると良いです。
失敗しないジャンベケースの選び方も参考になさって下さい。
ストラップは長すぎると不便ですので、長い場合はお店で4mの長さに切ってもらいましょう。立って演奏する時はもちろん、座って叩くときも役に立ちます。

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