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ジャンベを運ぶためのキャリーカートの選び方と使い方
私もジャンベ教室の生徒さんも、徒歩や電車などで西アフリカの民族楽器ジャンベを運ぶ場合は、失敗しないジャンベケースの選び方でお勧めしたジャンベケースに入れ、キャリーカートに載せて運んでいます。
キャリーカートはいろいろなものがありますが、選ぶポイントがあります。
色々と試した結果、とても重要な選び方と使い方に気付きました。
目次
- ○ 1.ジャンベを運ぶのに適したキャリーカートの条件
- ・1) 安定性がある
- ・2) 軽い
- ・3) 頑丈である
- ・4) 雨の日にも使える
- ○ 2.ジャンベ教室で使用しているキャリーカート 3種
- ・1) キクタニ キャリーカート
- ・2) マグナカート MCK
- ・3) LVYUAN キャリーカート
- ○ 3.ジャンベを運ぶためのキャリーカートの使い方
- ・1) ジャンベケースに入れる
- ・2) カートに載せコードで固定する
- ○ 4.まとめ
1.ジャンベを運ぶのに適したキャリーカートの条件
1) 安定性がある
ケースに入れたジャンベをキャリーカートに固定して引き、凸凹がある路面に差し掛かった際などにより安定性があるのは、車幅(車輪同士の間隔)が広いものが有利です。
2) 軽い
キャリーカート自体の軽さを重視しがちなのですが、実は引いているときの軽さは別のポイントで決まります。
何も載せず転がさずにカート本体だけを持ち運ぶということがなければ、キャリーカート自体の軽さよりも、むしろ車輪の直径が大きい方が引いているときの軽さを感じます。
3) 頑丈である
ジャンベを運ぶのに限ったことではありませんが、頻繁に運ばれる方は、それなりの作りのものを入手されることをお勧めいたします。
4) 雨の日にも使える
錆びにくい素材であるに越したことはありませんが、錆については使用後に良く拭けばある程度防げるかもしれません。
ジャンベ自体を濡らさないようにするには、念の為ジャンベケースの上からすっぽりと大きなビニール袋を被せると雨が避けられます。
しかし、キャリーカートによっては、引いているときには荷が地面から浮いていても、立ち止まって真っ直ぐに立てた状態にすると荷が地面に付き、濡れた路面に接してしまうものもあり注意が必要です。
2.ジャンベ教室で使用しているキャリーカート 3種
1) キクタニ キャリーカート
キクタニ キャリーカート ロープ1本付属 耐荷重 50Kg は、当ジャンベ教室の生徒さんが使っています。
楽器類を運ぶ目的で作られている製品です。
安定性については、ある程度車幅があり安心感があります。
引いたときの軽さは、車輪の直径が大きめなのでとても軽く感じます。
頑丈さについては、生徒さんが引き続き長く使用していくことにより検証中ですが、現時点では問題を感じていません。
雨天使用については、荷が地面につく設計ではないのが安心です。錆については塗膜を傷つけないように注意し、使用後よく拭くようにするとよいかもしれません。
安定性 ☆☆
引いたときの軽さ ☆☆☆
頑丈さ ☆☆
雨天使用 ☆☆
2) マグナカート MCK
MAGNA CART (マグナカート) MCK/折りたたみキャリーカート 耐荷重68kg アルミ製 は、アフリカンたいこ教室主宰講師の花岡が使用しています。
フック付コード等は付属していません。長さやフックの形状などに注意し、ホームセンターや100円ショップ等で丈夫そうなものを別途2本求めた方がよいでしょう。
安定性については、荷台の幅と共に車幅がとても広く十分な安定感があります。ただし、荷台の奥行きは狭いので、ジャンベをしっかりコードで固定することが重要です。
引いたときの軽さは、車輪の直径が大きめなので軽く感じます。
そしてとても頑丈です。タイヤが摩耗するほど長年使用しているうちに、格納式ホイール機構やハンドルの高さ調整は故障が出てきましたが、ジャンベを載せて運ぶという基本の機能はまだまだ十分果たしてくれています。
雨天使用については、立てると荷が地面につく設計なので、荷台とジャンベの間に厚めの発泡スチロール版を噛ませるなどの工夫が必要です。もしくは立ち止まってもカートを立てずに斜めに引いている形のままでいる必要があります。錆については、ほぼアルミ製なのであまり気にしなくてもよいです。
安定性 ☆☆☆
引いたときの軽さ ☆☆
頑丈さ ☆☆☆
雨天使用 ☆
3) LVYUAN キャリーカート
LVYUAN キャリーカート 固定ロープ付き 耐荷重75kg は、当ジャンベ教室の生徒さんが最近使い始めました。
マグナカートのような機構を持たせ、荷が地面につかない工夫を付加し開発したと思われます。商品としての信頼性は正直な所まだ分かりません。自身でキャスターをネジ止めする必要がある。自重が4.5Kgもある。など注意する点があります。
安定性 ☆☆
引いたときの軽さ ☆☆
頑丈さ (検証中)
雨天使用 ☆☆
3.ジャンベを運ぶためのキャリーカートの使い方
1) ジャンベケースに入れる
衝撃や傷から守るために、先ずはジャンベをケースに入れます。雨天の際は、防水のケースでもファスナー部分から水が入らないよう、ケースの上からビニール等をかけると安心です。
2) カートに載せコードで固定する
ケースに入れたジャンベをカートに載せ、コードで固定するのですが、大事なポイントがあります。
コードを縦方向に使ってジャンベを運んでいるのを時折お見かけするのですが、コードは必ず写真の通りジャンベの上方部分と下方部分の必ず2箇所で、水平方向にしっかりとカートのアームに固定してください。
コードに余りが出る場合は何周か巻くなど、必ず緩みの無いようきつく縛るのがポイントです。
きつく縛れているかどうか、カートをあらゆる方向に傾け、ジャンベが倒れていかないか確認してみてください。
4.まとめ
西アフリカの民族楽器ジャンベを運ぶのに適した、アフリカンたいこ教室で実際に使われている、比較的車幅が広く車輪が大きいキャリーカートをご紹介いたしました。
ジャンベの上方下方の2箇所で水平方向にコードをきつく縛ってカートに固定するという大事なポイントも押さえました。
今後さらにジャンベに適したキャリーカートが見つかるかもしれませんが、現時点での当ジャンベ教室で実際に使用しているカートと、その使用方法をお伝えさせていただきました。
尚、万が一、当記事の内容を参考に求められた商品が意にそぐわない物であったり、商品に問題があったり、ジャンベが倒れたり破損したりした場合等、物理的、金銭的、精神的なトラブル等が生じたといたしましても、当方は一切の責任を負いかねますので、その旨ご了承下さい。
アフリカンたいこ教室主宰 花岡英一
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